今、オール浄水が注目されているのは、なんで?
今、オール浄水が注目されているのは、なんで?

注目される理由

初心者のオール浄水入門ガイド

オール浄水に申込む前に確認しておきたいこと! ~申込前の6つの注意点~

オール浄水入門ガイド にーや

どーも!
オール浄水入門ガイド 編集部のにーやです。

ヤル気はあるけど、空回り。そんなボクですが一生懸命調べて、みんなにもわかりやすいようにまとめてみました。

オール浄水を導入するのは、決して安くはない買い物です。ウン十万円しますからね。悩むのも当たりまえです。そんな時は、納得いくまで調べるか、自分の直感を信じてインスピレーションで決めちゃいましょうw

うちは、妻と2人の子供たちと一緒に家族会議を開き、しっかりと見極めて満足いく買い物になるよう話し合い、納得した上でオール浄水の導入を決断しました。

なんだかエラそうに言っちゃいましたが、うちの場合は、みーこ家族が使っていて、実際にオール浄水の魅力に触れたり体験談を聞くことができたので、納得感が深まったんですけど。

で、実際に使ったら最後、オール浄水は手放せなくなっちゃいました。ボクの場合は、実際に使っていたファミリーがいたから、そこまで悩むことなく導入を決断できましたが、みーこ達は、相当悩んだようです。その悩みを聞いたら、やっぱりどうにかしたくなるもので。

みーこ達の悩んだポイントを聞いて、解決策をまとめることで、同じような悩みを抱えている方がいるなら、そんなみんなの処方箋的役割ができるんじゃないかと、思った次第です。(みーこやおーたに聞いたり、メーカーに問合せしたりして、難しいところは、おーたがまとめてくれましたが~!サンキューです!)

セントラル浄水器をお選びの際には、ぜひご確認ください。

▼ 目次

1.本当に、価格は妥当ですか?

セントラル浄水器の価格帯は幅広く、10万円台の製品から100万円近くする製品も存在します。「え~!そんなに高いのあるの??」って驚かれる方もいるかもしれませんね。実際ボクも驚きましたから。そんなに金額差がある中でも、一番多い価格帯(本体価格)が、20万円から30万円台です。

正直、何をどうしたら50万円以上もするのか、ボクには理解しがたいけどね。高額なセントラル浄水器が世に存在するのが事実です。

セントラル浄水器においては、「価格が高い製品=良い製品」という公式は成り立たないようなので、ご注意を。

見極めのポイントとしては、セントラル浄水器本体の素材です

本体素材がステンレスで出来ているか、プラスチックで出来ているかを確認しましょう。ご存知のように、ステンレス素材の方が高価で、プラスチックは安価です。ステンレス素材の方が長持ちし、プラスチック素材は劣化しやすいですよね。オール浄水に必要なセントラル浄水器は、屋外設置に耐えうる耐久性が高い製品が◎です。ただ、プラスチック製でも軽いという利点があります。

そして次に、ステンレス素材の厚さです

カンカンという音が鳴る場合は、薄いです。ゴンゴンという音が鳴る場合は、厚みがあります。

「おいおい!セントラル浄水器を触れる場所なんてないじゃん」なんて声が聞こえてきそう・・・。そうなんです!セントラル浄水器が量販店に売っていれば、お店に行って触れることができますが、なかなか量販店では出会えないので触れません。

この厚さは、実際に触ってみないとわからないのが難点です。残念ながら、どのメーカーも厚みを表示しているところはありません。ただ、カタログなどに掲載してある本体の重さを比較してみれば、ある程度わかるかもしれません。重ければその分ステンレスを使っていますので。

また、除去項目にも気を付けてください

除去できる物質が多ければ多いほどうれしいのですが、水道水に含まれていない物質まで除去する必要はありませんよね。基本的に農薬やヒ素などは水道水に含まれません。地域によっては、多少の農薬が含まれるかもしれませんが水質基準以下なので、問題ありません。

浄水器を設置する上で一番大切なことは、水道水に含まれる残留塩素を取り除くこと。消費者庁でも浄水器の定義を「飲用に供する水を得るためのものであって、水道水から残留塩素を除去する機能を有するものに限る。」としています。簡単に説明すると、浄水器という製品は、水道水から残留塩素を除去するもの、ということになりますね。

何より塩素除去を優先すべき理由

そして、何より塩素除去を優先すべき理由は、日本の水道法では、残留塩素の濃度に関しては上限が定められていないからです。諸外国では上限が定められている(例:ドイツ0.05mg/l、フランス0.1mg/l、アメリカ0.5mg/lが上限らしいですよ) にのかかわらず、日本は上限がない!、、、のです。

えーこんなところまでガラパゴス化か!?って、思わず叫びたくなります。

だから日本では、2.0mg/l近くもの塩素濃度が含まれている地域が存在してしまうのです。怖い話ですよね。

2.その浄水性能の表示は、あっていますか?

まだまだ世間的にオール浄水の認知度が低いせいか、品質表示法を守らない会社がチラホラ存在するようです。

驚くことに性能表示が、自社基準。
基本的に浄水器の浄水性能は、 家庭用品品質表示法により、 『家庭用浄水器試験方法JIS S 3201』 に基づく試験結果を表記することが定められています。

量販店で売っているような有名メーカーの浄水器は、もちろん家庭用品品質表示法に基づく表示がされています。一方、セントラル浄水器メーカーのホームページ及び資料を見ると、家庭用品品質表示法に基づく表示を守っている会社がごくまれにある程度です。

以外と知らない、家庭用品品質表示法

消費者庁で家庭用品品質表示法を調べてみると、家庭用品品質表示法では、

  1. 材料の種類
  2. ろ材の種類
  3. ろ過流量
  4. 使用可能な最小動水圧
  5. 浄水能力
  6. 収率(ろ材の種類が逆浸透膜のものに限る。)
  7. ろ材の取替時期の目安
  8. 使用上の注意
  9. 表示者名等の付記

の項目が、消費者の見やすい箇所(カタログや本体等)に記載されていなければダメなんです。その中でも特に目を凝らして見てほしいのが、浄水能力の項目。

本当に重要なのはここから。

セントラル浄水器の浄水能力を見極めるためのには・・・。
オール浄水メーカーが記載している浄水能力をご覧ください。

そして、

  • 総ろ過水量(リットル単位で表示する)
  • 除去率80パーセントである旨
  • JIS S3201に基づいて測定した試験結果である旨

が、記載されているか、ぜひご確認を!

浄水能力に関しては、「総ろ過水量(リットル単位で表示する)」「除去率80パーセントである旨」「JIS S3201に基づいて測定した試験結果である旨」が付記されていなけらばならないんです。

が、、、、、、、

ちゃんと「総ろ過水量(リットル単位で表示する)」「除去率80パーセントである旨」「JIS S3201に基づいて測定した試験結果である旨」が付記されて要るメーカーは、ボクたちが調べる限りでは、たったの2社しか見つけることができませんでした。

恐らく、「総ろ過水量」や「除去率80%」は記載できても、「JIS S3201に基づいて測定した試験結果」が記載できないんじゃないかな。

色々探してみましたが、このJIS規格の試験をしているところがほとんどないような・・・そんな気がします。または、試験をしていたとしても一年間生活水として使えるだけの浄水量が確保できず(試験結果が思わしくなく)、表記したくても表記できないのかもしれません。

日本工業規格の「JIS S 3201」では、試験水の原水を残留塩素濃度が 2.0±0.2 mg/L を維持するように調製し、試験するよう義務づけています。だから、試験水が2mg/L もしくは2mg/lと表記されているかどうか確認して、その試験水の除去率が80%を達したところの浄水量が明記されてるといいですね。そうすれば、本当に「JIS S 3201」で試験をしたかわかります。実際に調べてみると、この数値があいまいなメーカーもありましたから。

長くなりましたが、そういうことです。

おーたから、このことを教わった時は「さすがマニア!」って思いましたね。目からウロコです。

3.取付や交換作業をしてくれる業者さんは、ちゃんとした水道屋さんですか?

取付や交換を行う業者

セントラル浄水器を設置するためには、屋外に取り付けるための工事が必要です。また、浄水器なので、必ず定期的なカートリッジ交換(メンテナンス)が必要になります。

この取付工事やカートリッジ交換作業を依頼できる業者さんは、給排水の資格を持っていますか?

中には、便利屋さんのようなところに依頼するメーカーもあるようで、資格もなく工事をするようです。できれば、資格があり責任を持って対応してくれる業者さんが安心ですよね。

セントラル浄水器は家全体の水に影響しちゃいますから、万一のことを考えて、ちゃんとした水道屋さんに依頼しましょう。

4.浄水カートリッジ交換は業者さんがやってくれるサービスが付いていますか?

先ほどもお伝えしましたが、浄水器には必ず定期的なカートリッジ交換が必要ですよね。

蛇口に取り付ける小さな浄水器と違い、セントラル浄水器は大型の浄水器でしかも屋外についています。このカートリッジ交換は想像以上に面倒です。

作業もややこしいですし、工具も使わなければなりません。万一、水漏れなんてことになったらすぐに対応しなければなりません。(ボク的には、そんなややこしい作業はまっぴらゴメンです。)

だから、水道屋さんがカートリッジ交換作業をしてくれる方が安心です。

カートリッジ交換を依頼できるか、確認しましょう。その際は、カートリッジ代や交換工賃がいくらかかるかも聞いておくといいでしょう。

交換工賃に3,000円~10,000円程度かかり、別途出張費もかかるところもあります。まれに、オール浄水の月額使用料を払うことでカートリッジ代も交換工賃代もかからないメーカーもあります。

5.浄水カートリッジ交換時期のお知らせシステムはついていますか?

蛇口型浄水器の場合、液晶表示やランプ点灯などで、カートリッジ交換の時期を教えてくれる便利な機能がついた製品もあります。あれって便利ですよね。

セントラル浄水器の場合、そのような機能がついている製品はありません。あったとしても、屋外設置なのでお知らせ表示を目にすることがありません。

そこで、セントラル浄水器メーカーの多くのは、浄水カートリッジ交換の時期をハガキで通知してくれます。交換月付近になると、ハガキが届くので、カートリッジ交換時期をわすれてしまうことはありません。

メーカーがしっかりとカートリッジ交換時期を管理してくれて、ハガキ等でお知らせしてくれるか確認してみましょう。

そして、カートリッジ交換の“うっかり忘れ”を防止しましょう。交換せずに使用を続けると、目詰まりをおこして水量低下や水質悪化につながる恐れがあるようです。(コレだけは絶対避けたい!)

6.その会社、実績はありますか?

取付や交換を行う業者

オール浄水はまだまだ知名度が低いとはいえ、一部大手デベロッパーさんががオール浄水完備型のマンションを売り出しています。ここまで大きな会社でしたら、実績は間違いないと思うのですが、一般的に普及しているセントラル浄水器だと、このような大きな会社は少なく、ほとんどが中小(零細)企業です。個人(個人事業主)が運営していることもあります。

大きな会社は、コンプライアンスもしっかりしていますし、騙して売り逃げしてしまうような会社はありません(と思いたい)。だから、大きな会社=安心できる、というイメージですね。

それでも、ボクはこっちが好き

ボク的には、実績のある小さな会社が好きですがw

長期的にオール浄水生活を送ろうと思ったら、小さな会社の方が、ボクたち消費者のことを、一人ひとり大切に扱ってくれるような気がします。やっぱり、コールセンターじゃなく、その会社の人が毎回親身になって対応してくれた方がうれしいです。会社は小さくても、誠実に一生懸命オール浄水を提供してくれる会社もあります。

中には、データを偽ったり、誇大な表現をしていたり、売り逃げしてしまう会社もあるようですので(涙)騙されないためにも、その会社の実績や歴史を確認してください。

会社の創設日、歴史的背景、お客様の声は掲載されているか、サイトが更新され続けているか、サイトや資料の内容にチグハグな点はないか(あっちとこっちで違う内容や数値が書いてあれば、ウソをついているかもしれません)、社長の顏が掲載されているか、スタッフの顏が見えるか、など目を凝らして見てみてください。

表層では良いことを謳うことができても、歴史はウソをつけませんから・・・。これらを確認した上で、セントラル浄水器を選べば、快適なオール浄水のある暮らしが実現します。

ボクの好みは置いといて、、、ようは、大きくても小さくても、会社の規模は関係なく、ウソをついていない会社、親身に対応してくれる会社を選んでほしいのです。

浄水器というカテゴリの製品なら、蛇口型浄水器でも、据置型浄水器でも、ポット型浄水器でも、もちろんセントラル浄水器でも、水道水中の残留塩素やトリハロメタンなどの有害物質は、ある程度除去できるはずです。ぜひ、ご自身に合った浄水器を見つけてください。

オール浄水は、日ごろから抱える“水に対する漠然とした不安”を一気に解消してくれる素晴らしいシステムです。

オール浄水のある暮らしで、毎日を快適に過ごしましょう!

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